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NITE からの注意喚起 – カセットコンロなどキャンプ等で使われる製品の事故にご注意ください

知っている人ならば絶対にやらないし、常識的なことなのですけれどもね。

とても残念に思うのは、毎年同じような事故の話を必ず耳にすること。

大丈夫だろうって思ってやってしまうのだろうけど、それには何かしらの根拠がなければやってはいけません。その根拠はちゃんと製品の取扱説明書に書かれているのです。
親切なメーカーなら、注意事項としてやってはいけないことも書いてありますよ。

カセットコンロが爆発

カセットコンロが爆発

毎年必ず耳にする事故は、カセットコンロが爆発したというお話。

これはカセットコンロに使われるカセットガスが過熱され耐えられなくなって爆発する。

かなり大きな音(爆発音)といきなりガスが勢いよく出てくるので当然発火しやけどなどを負ったり、爆発して飛び散った物に当たってけがするということですね。
場合によっては調理しているものは汁物だったりすれば当然ひっくり返ってそこに子供でもいたとしたら・・ぞっとします。

正しい使い方をすれば、このようなことは起こらないので、初めてなら必ず取扱説明書に目を通した上で正しく使えばよいのです。

ここで、大丈夫だろみたいな安易な考えで上に大きな鉄板をおいて調理するとかするとガスボンベを過熱させこのような事故が起こります。

次に最近よく耳にするのは、キャンプ用の折り畳みチェアが破損してけがを負ったという事。

キャンプ用のチェアにも耐荷重というものがちゃんと表示されている(ものも)あるので、心配な方はこのような表示内に収まるかを考えたほうが良いかもしれません。

それよりも重要のなのは、そのチェアをどのような環境で保管していたかということ。

日光に常に当たるようなところに置いておくと、記事の劣化もどんどん進むのですよ。

これにより記事が破れてひっくり返ってけがをする。

大概のキャンプ用のチェアの耐荷重はほとんどが 80Kg 程度。(ものによってちがいますけれど)

この体重に、キャンプに行くと子供はうれしいから座っている大人に飛び込んできたりもしますよね。
その時にはおそらくはこの耐荷重は超えてしまうのではないかなぁと実は少し心配なのです。

前置きがえらく長くなってしまったのですが、ケガなんかしてほしくないからなんだけど、NITE (独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター)がキャンプ用品を利用する上での注意喚起を行っているので紹介します。

【製安プレスリリース】カセットこんろなど、キャンプ等で使われる製品の事故にご注意ください
独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター
2016年7月28日
発表日:

平成28年7月28日(木)

タイトル:

カセットこんろなど、キャンプ等で使われる製品の事故にご注意ください

発表者名:

独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター

資料の概要:

夏休みを迎え、海や川、山などアウトドアでのレジャーを楽しむ機会が増える季節です。アウトドアでのキャンプ等でよく使われる製品(カートリッジガスこんろ※1(カセットこんろなどを含む)やレジャー用の折りたたみいす・ベッド等※2、冷却スプレー、虫除けスプレー、花火※3)の取り扱いを誤ると重傷事故に至る場合があります。せっかくのレジャーを楽しむためにも、製品の正しい取り扱い方法を確認し、事故を未然に防ぎましょう※4。
NITE(ナイト)に通知された製品事故情報※5では、平成22年度~平成26年度までの5年間ではアウトドア関連のレジャー用製品の事故が毎年10件程度、合計58件※6発生しており、事故の約7割(41件(70.7%))が6~9月に集中しています。また人的被害に至る割合が高く、全体の約7割(42件(72.5%))が重軽傷に至っていますので注意が必要です。

■ 事故事例と注意事項

カートリッジガスこんろ(2口タイプ)に大きな鉄板を載せて使用した後、一方の火を消してガスカートリッジを取り外したところ、漏れたガスに別口のバーナーの火が引火して、テント2張が焼損し、1人がやけどを負った。(平成25年4月 埼玉県 軽傷)
⇒ ガスこんろ全体を覆うような鉄板を使っていたため、ガスカートリッジに強い熱が加わり、樹脂製バルブが溶融。そのガスカートリッジを外したところガスが漏れてしまい、近くの火が引火したと考えられます。バルブ溶融によるガス漏れや内圧上昇による破裂のおそれがありますので、カートリッジガスこんろを覆うような鉄板や鍋は絶対に使わないでください。
小学生の男児がレジャー用折りたたみベッドに座ったところ、折りたたみ部(可動部)に指を挟み込んで骨折した。(平成25年9月 大阪府 重傷)
⇒ レジャー用折りたたみいす・ベッド等は、折りたたみ部(可動部)の隙間に手指を挟み込みケガをするおそれがあります。組み立て時や、使用時、折りたたみ時に折りたたみ部(可動部)に手指を挟み込まないように注意してください。
直射日光の当たる場所で常時使用されていたレジャー用折りたたみいすに腰掛けたところ、座面の生地が破れて転倒し、腰を負傷した。(平成26年9月 大分県 重傷)
⇒ いすの座面の生地が、風雨や日光等の影響により劣化し、弱くなったところに体重がかかったため、生地が破れたと考えられます。レジャー用折りたたみいす・ベッド等は、使用前に変色や破れ、プラスチック部分のひび割れなどがないか確認してください。また、取扱説明書の指 示に従い、直射日光や風雨が当たる場所で保管しないでください。
冷却スプレーを使用直後、たばこを吸うためにライターを着火したところ炎が上がり、手足などにやけどを負った。(平成23年8月 東京都 重傷)
⇒ 冷却スプレーに含まれる可燃性ガスにライターの火が引火したと考えられます。冷却スプレーや虫除けスプレーは可燃性ガスを含んでおり、火気のそばで使用すると、ガスに引火して急激に燃え広がるおそれがあります。冷却スプレーや虫除けスプレーを火気のある場所の近 くでは使用しないでください。
打ち上げ花火に点火した際、不安定な置き方になっていたため、花火が倒れて火花が水平方向に飛び、女性が右手にやけどを負った。(平成22年7月 神奈川県 重傷)
⇒ 打ち上げ花火など、地面に置いて使用する花火は平たんな地面に置いてください。また、花火に記載されている注意事項をよく読んで、危険な使い方はしないで下さい。
(※1)「直結型カートリッジガスこんろ」「分離型カートリッジガスこんろ」「カセットこんろ」、加えて、携帯用のガス機器(ランタン、バーナー等)も対象とする。なお、カートリッジガスこんろのうち、一般にカセットこ んろと称する卓上型のものに限定する場合に「カセットこんろ」と記述し、ガスカートリッジのうち、カセットこんろに接続するものに限定する場合に「カセットボンベ」と記述する。

(※2)折りたたみいす、ベッド、テーブルによる事故のうち、レジャー用(屋外使用)を想定している製品によるものを対象とする。
(※3)花火に加えて、花火の着火に用いたろうそくも対象とする。
(※4)平成28年7月11日付けで、内閣府より以下の動画が公開。
政府インターネットテレビ「正しく使い 楽しい夏を 夏のレジャー製品に潜む危険!」
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg13910.html 別ウィンドウで開きます
(※5)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故(ヒヤリハット情報(被害なし)を含む)。
(※6)平成28年7月1日現在、重複、対象外情報を除いた事故発生件数。カートリッジガスこんろの事故については、屋外での使用時に発生したものを対象とする。花火の事故については、花火の点火用ろうそくによる事故も対象とする。

発表資料
報道各位へのお知らせ7月22日付  【PDF : 135KB】別ウィンドウで開きます
説明資料  【PDF : 975KB】別ウィンドウで開きます

関連リンク
ポスター(動画付)03その他:3-32アウトドア製品、3-38レジャー用折りたたみいす・ベッド
事故情報データベースへ 別ウィンドウで開きます

冒頭の動画は初めて見る方にはかなりショッキングだと思うのですね。

でもちゃんと使えばこのようなことは起こりませんので、正しい使い方を身に着けてください。

事故やケガの無いように、楽しい夏休みをお楽しみになって下さい。


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