なかなか楽しそうな車ですよ。
コンパクトで、しかも電気自動車。
昔懐かしい、オート三輪の形に良く似ています。
どこかの国で、こんな形の車が走っていたようにも思うのですが、全てがオリジナルだそうです。
しかも電動車ですから、面白そうですねぇこれ。
用途としては、町中でのデリバリーサービス(配達)とか、畑での使用、電池で走るので、排気ガスがありませんから、倉庫内での運搬や、もちろんパーソナルユースも視野に入れた設計だそうです。
後部の荷台のスペースは、用途に応じてカスタマイズが可能となっていて、
こんなバリエーションが用意されています。
名称は、エレクトライクといって、一人乗り、幅 1.3 m、長さ 2.5m とバイクよりも少し大きい程度の荷物搬送用三輪車となっています。
ドアはありませんが、シートベルトも不要で、ヘルメット着用の義務もないとの事ですが、これは多分、車としての登録ではなく、トライクとしての登録だからだと思います。
しかし、この形だと、今の法規制では確かに、ヘルメットもシートベルトも不要かもしれませんが、運転者の意識の問題ですね。
怪我や悲惨な事故が起きてからでは遅いのですから、安全面では強化しておいて欲しいと思います。
性能は、高性能な小型バッテリーが搭載されているので、1度の充電で、最高速度 50 Km を出す事が出来、この状態で、最大 60 km の距離を走る事が可能だとの事です。
ギアもなく、原付自転車の運転経験がある人なら簡単に乗りこなせるそうですが、公道での運転には、側車付オートバイ(トライク)としての登録なら、普通自動車免許が必要です。
側車付オートバイだと、自動車としての扱いとなりますが、車庫証明も不要だし、250 cc を超えると車検が必要となったり、若干変わってくるのですが、それでも税金・保険面でも低料金で済むので、経済的とも言えるでしょう。
バッテリーの容量などがが異なる A / B タイプが用意されていて、諸元は以下の通りです。
車名 / 型式 | エレクトライク / EA | |
---|---|---|
類別 | A | B |
全長 × 全幅 × 全高 | 2,495mm × 1,295mm × 1,695mm | |
車両重量 | 430kg | 405kg |
乗車定員 | 1名 | |
駆動方式 | 2モーター 後輪駆動 | |
定格出力 | 4.5kW×2 | |
航続距離 | 約30km | 約60km |
最高速度 | 49km / h | |
最小回転半径 | 2.8m | |
駆動バッテリー | リチウムイオン3.9kWh | リチウムイオン7.8kWh |
充電制御方式 | 定電流・定電圧充電 | |
充電時間 | 5時間(100V)、2.5時間(200V) | 10時間(100V)、5時間(200V) |
定格電圧 | AC100(単相)・200V(単相) ※オプション |
こちらは、政府の補助金の対象とするために、100万円以下で販売する事を目標としているとの事です。
晴れて日本で16番目の自動車メーカーとなった、株式会社日本エレクトライクでは、エレクトライクのほか、ソーラートライクの開発も進めているとの事で、充電するためのソーラーパネル等が、装備された車両となる模様です。
エレクトライクの紹介ページはこちらにあります。
ちなみに日本の自動車メーカー16社とは、以下の通りです。
最近はこんなコンパクトな EV 車も時々目にするようになりましたね。
一人で移動したり、買い物に出かけたりするぐらいなら、これでも十分だと思います。