すごかった。ほぼノントラブルで、再戦してからたったの2年でワンツーフィニッシュですもの。
2015年の FIA・WEC ル・マン24時間レースの結果は、昨日6月14日に出ましたが、ポルシェの19号車が優勝、17号車が2位となり、ワンツーフィニッシュで幕を閉じました。昨年の覇者、アウディは、各車両に普段では考えられないような、トラブルが続出し、3位と4位、トヨタはその後の6位と8位に沈みました。
予選のタイムを見ていたときに、ポルシェの速さはぬきんでていたし、2秒も差があったので、ノントラブルで行けばと思ってはいましたけれども、その通りにしてしまう、その実力は、すごいと言わざる終えません。
加えて驚いたのが、現役 F1 ドライバーでル・マンには初出場のニコ・ヒュルケンブルグがポルシェの19号車のドライバーとして出場し、まんまと優勝をさらっていった事。
西ドイツ出身の若手 F1 ドライバーですが、頭角を現すどころか、安定感とその速さを実証して見せた形となったのでした。
ヒュルケンブルグは今は、フォースインディアの F1 に乗っているけれども、あのウィリアムズやザウバーに所属していた事もあって、下積みが長かったのかなぁ。
どちらにしてもすごいドライバーです。
17号車は、一昨年をもって F1 界を引退し、WEC に専念する事となった、マーク・ウェバーがドライバーとして出場していましたが、惜しくも2位でした。こちらは同じチームとはいえ、少し残念だったなぁ。
スタートと、中盤ちょろちょろと、ゴールは生中継で観戦していましたけれども、ポルシェのすごさをものすごく感じたレースで、トヨタや日産といった日本勢は、あまり・・でしたね。
レーシングカーベースの乗用車を作る会社と、乗用車からレーシングカーを作る会社のアプローチの違いはあるでしょうが、ポルシェの技術の高さにはあらためて脱帽です。
アウディとポルシェの関係は、同じ傘下ですから、親戚みたいな関係なんですけどね。
でもやっぱり、ジャガーとかフォードとか優勝した事のあるマツダもだけど、一同に集まったら、更に盛り上がると思うんだけど、大人の事情があるのか、なかなか実現はしませんね。
また、来年も楽しみにしてますが、他車勢は、来年のポルシェはもっと速いでしょうから、大変だと思うけど、頑張らなければならないでしょうね。
ポルシェの特設サイトが更新されて、こちらに結果も公開されています。