ロープを他の物に結びつける (5) 「馬つなぎむすび」と「おいはぎむすび」 です。
馬つなぎむすびと、おいはぎむすびはほぼ同じです。
おいはぎむすびは、馬つなぎむすびの最後の部分をひきとけにしたむすびになっています。
昔の西部劇の映画などで、馬をつなぐときに使われているのが、注意してみていると出てきますが、このむすびが使われています。
ひきとけにしなければ、馬つなぎむすびになります。
おいはぎむすびと呼ぶのは、一引きするだけで、むすびを解く事が出来、おいはぎが逃げるときに便利なので、そのように呼ばれています。
ちなみにおいはぎむすびの最後の部分を長くしておいて、崖などを下るときに使うと、下り終わった後に最後の部分を引けば、下りてしまった崖の上にあるむすびを解く事が出来るので、使用したロープを下から回収する事も出来るむすびです。
英語名は、馬つなぎむすびがテキサスボーライン、おいはぎむすびが High-way man’s knot と呼ばれます。
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