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この記事は 2016年01月31日 に以下のカテゴリに投稿されました 気をつけましょうね.

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もしもの豪雪で立ち往生、車内で仮眠中など、車が雪で埋まった場合はマフラー周りの除雪を!一酸化炭素(CO)中毒の危険性と対策を JAF が検証

関東地方の降雪も先週は大して降らなくて助かりましたねぇ。

豪雪に見舞われるところでは、アタリマエのことなのでしょうけれど、ほんの5センチ10センチ降っただけで、この辺りでは大騒ぎになってしまいます。

それなりの備えも十分ではないし、公共の交通機関も同じですから、駅は人でパンパンになるし、転倒などでけがをする人も続出して救急車も大忙しの状態になってしまいます。

もしも車に乗っていて、豪雪に遭遇したら・・前は真っ白で見えないしどうすればいいのか・・こんな状況の時、どのように対処したら良いのか、また、どんな具合にまずいことが起こるのかを JAF が検証し、対処方法を案内しているので紹介します。

車が雪で埋まった場合はマフラー周りの除雪を!

車が雪で埋まった場合はマフラー周りの除雪を!

JAF(一般社団法人日本自動車連盟 会長 小栗七生)は、車内に排ガスが入る理由で多い、マフラーの周辺が雪で埋もれる状況を再現し、「車内での一酸化炭素(CO)中毒」対策の有効性を検証しました。

大雪の際に路上で立ち往生することとなったり、天候の回復を待ってスキー場で仮眠したりする際、エンジンをかけたまま車の中で過ごすことがありますが、その際に注意したいのが「車内での一酸化炭素(CO)中毒」です。積雪や吹き溜まりにより、車両が覆われ、マフラーを塞いでしまうことにより排ガスが車内に入り、死亡事故に至るケースもあります。COは無色無臭のため、気付かないうちに中毒となる危険があります。

◎対策をしないと、CO濃度は短時間で危険レベルに!
■テスト①

車内 CO 濃度の変化

車内 CO 濃度の変化

【概要】
・同じ車両を2台用意し、ボンネットの上まで雪を被せた状態にする。
・1台は「対策なし」、もう1台は「マフラー周辺を除雪」した。
・空調はどちらも外気導入。温度、風量も統一。
・エンジンをかけた状態で開始、車内に設置したガス検知器でCO濃度を計測。
・計測後、次に「運転席の窓を5㎝開ける」対策を検証

【結果】
・「対策無し」では、16分後に400ppm(偏頭痛発生程度)に上昇、その後急上昇し、22分後に測定上限値1000ppmとなる。
・「マフラー周辺を除雪」した車は、ほとんどCOが検知されず。
・「窓を5cmほど開ける」場合では、しばらく低レベルで増減を繰り返した後、40分を超えると800ppm(めまい、吐き気、失神の危険程度)まで上昇した。

■テスト②
【概要】
・マフラー近くに発煙筒を置き、煙の動きにより排ガスの流れ方を確認。
【結果】
・発煙筒の煙による排ガスの流れは、マフラーが塞がれたことにより車体の下に溜まり、車体下の隙間から車内に吸い込まれることが分かった。

◎床下に溜まった排ガスが車内に

エンジンが切れない場合、マフラー周辺の除雪を!

エンジンが切れない場合、マフラー周辺の除雪を!

エンジンが切れない場合、マフラー周辺の除雪を!

エンジンが切れない場合、マフラー周辺の除雪を!

◎エンジンが切れない場合、マフラー周辺の除雪を!
CO中毒を避けるには、マフラー周辺の除雪が有効であることが分かりました。防寒着などの用意がなく、暖房を使うためにエンジンをかけざるを得ない場合には、頻繁にマフラー周辺を除雪するようにしましょう。

また、マフラー以外の排気管などに亀裂があった場合、そこから排ガスが漏れる危険性もあります。積雪の多いエリアへ出かけるときは、除雪用のスコップ、防寒着、毛布などを用意し、車内にとどまる際には、できるだけエンジンを切るようにしましょう。

◆テスト動画:JAFユーザーテスト「車が雪で埋まった場合、CO中毒に注意!」

スキー場などで、車中泊する場合にも同様だと思います。

また、キャンピングカーなどでも同様で、きちんと対策してある車ならば比較的大丈夫な場合もあるのですが、シャーシ下にスカートの用にボディが下がっているような車だと、ここに排気ガスや発電機からの排ガスがたまるので、同じことが起こります。

知っていると知らないとでは、大きな差がでることなので、生命に関わることですから、注意を怠らないようにしましょう。


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