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この記事は 2016年03月15日 に以下のカテゴリに投稿されました 気をつけましょうね.

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古い車に乗っている人は増税って、ものを大事にすることはいけないことなのか? – 4月1日から13年超えると自動車重量税アップで負担増

自動車を保有・維持するのってお金かかるんですよね。

購入するときには、

  • 消費税(1989年3%,1997年5%,2014年8%,2017年10%)
  • 自動車取得税
  • 自動車重量税(3年分)
  • 自動車税(月割 / 軽自動車は翌年から)

購入後は、

  • 自動車税(毎年)
  • 自動車重量税(車検毎)

って事になっています。

電気や水素で走る車もあるけれど、普通はガソリンが燃料なので、ガソリンが1リッター100円だとすると、揮発油税+地方揮発油税が課せられていて、これはなんと 58円ぐらいが税金となっているので、半分以上が税金ってことになる。

車を持っていると、これだけでも沢山納税していることがわかると思うのですが、なんと今にもまして4月1日から13年または18年以上を経過している自動車の自動車重量税がアップされるのですねぇ。悲惨です。

自動車重量税改正の基本的な考え方 - 国土交通省

自動車重量税改正の基本的な考え方 – 国土交通省

もう少し詳しく説明すると、現状では(4月1日までは)以下のように分類されています。

  • 平成27年度燃費基準適合車
    500キログラムごとに2,500円課税。1.5 トンの車なら、2500 x 3 x 2(年)=15,000円となります。
  • 平成27年度燃費基準に適合していない車
    500キログラムごとに4,100円課税。1.5 トンの車なら、4100 x 3 x 2(年)=24,600円となります。
  • 平成27年度燃費基準に適合していない車で初年度登録から13年が経過している車
    500キログラムごとに5,400円課税。1.5 トンの車なら、5400 x 3 x 2(年)=32,400円となります。

現状でも、古い車を大事に乗っていると、新しい車と比べると場合によっては倍以上の納税額となっていることがわかります。

そしてさらに今年の4月1日からは・・・悪夢のようなことになるのです。

なんと・・・

  • 初年度登録から13年が経過した車
    500キログラムごとに5,700円課税。1.5 トンの車なら、5700 x 3 x 2(年)=34,200円となります。
  • 初年度登録から18年が経過した車
    500キログラムごとに6,300円課税。1.5 トンの車なら、6300 x 3 x 2(年)=37,800円となります。

このように、古い車を大事に乗っている方には、ホントに痛い出費となるわけですねぇ。

まとめて表にすると、(車の重量が 1.5 トンの場合)

単価
(500Kg あたりの税額)
1.5 トン内の車の
自動車重量税
平成27年度燃費基準
適合車との差額
平成27年度
燃費基準適合車
500Kg@2,500円15,000円0
平成27年度
燃費基準非適合車
500Kg@4,100円24,600円+9,600円
初年度登録から
13年を経過した車
500Kg@5,700円32,400円+17,400円
初年度登録から
18年を経過した車
500Kg@6,300円37,800円+22,800円

 

新しい、平成27年度燃費基準適合車と比較すると、古い車(18年を超える)だと 2.5 倍もの自動車重量税が課せられることになるわけです。

自動車重量税を支払うのは、車の車検時なのですね。

だから、一斉に増税だ!って文句が噴出することはない。

常用している車なら仕方がないけれど、たまにしか乗らないコレクションレベルの車だったら、面倒くさいけど、乗るときに赤ナン申請して乗ったほうが良いかも。
でも今は赤ナン取るのも清刷りとったりとか面倒なことが多い模様。

ケーブルテレビでいつも見ている海外の車の番組では、昔の車を修復する番組があるのだけれども、舞台は主としてヨーロッパで、文化として古い車を保護するように税制もそうだし保険もそうだし逆に優遇策が制定されていたり、イギリスでは乗る期間を申請して納税するなんて聞いたことがあります。

文化の違いといえばその通りと思いますけど、排ガスの問題なら、んなちっこい車に厳しくするよりでっかいバスやらトラックやらを徹底的にやった方が効率的なのでないのかい?

大体ここからすぐの利根川渡ったら、登録できるディーゼル車の規制なんて自然破壊の側面から見れば、まったく意味はないし、同じように古い車を売りに出せば即輸出され、それを買う国で走って排ガス出すんだから世界的規模からみれば同じだ。
車庫飛ばせば済む話だし、問題なのなら少なくとも日本全体でやらないとダメなんじゃないか?
これ、実害も受けていて、登録できなくなっちゃうから車手放したけど、今でもその車にもう一度乗りたいって思う時もある。ほんの10キロも走れば何の問題もなく登録できるのにね。

そもそもの話になるけど、自動車重量税って昭和30年ごろ道路の整備が必要で作られた税制度なんだよね。

どんな素晴らしい道路を作ってくれるのかなぁ?なんて期待は全くないし、これって先に総務省が言ってた、携帯電話の長期利用者の割高感ってのと同じ感じがする。

結局のところ、税制優遇された新しい車に乗る人の分を、古くて希少価値の高い文化的遺産ともいえる(かもしれない)車の所有者におっかぶせてるって話になるわけだ。

誰が考えたんだこんなの。って自動車税のグリーン化(環境配慮型税制)ということでやはり自然環境への影響が大きい車に対し重税を課すという趣旨。

加えて、毎年支払う自動車税も初年度登録から13年(ディーゼル車は10年)を超えた車には、15%ほど割り増した税額がその車の排気量によって課税されるのです。

古い車ってそんなに自然環境に影響を与えているのかなぁ?

少なくともこれでは日本では、古い車は捨てろってことなのですね。

そしてそれは海外に輸出されまた走る。

現実的には買い替えできないってことが主とした原因で、新しい車に乗れないことがほとんどだと思うのですが、もしもそうだとすると弱者いじめともとれる。
別に好きで古い車に乗っている人ばかりじゃあないんだよ。

東京都のページには、

平成26年までは、東京都では都が指定する粒子状物質減少装置を装着するディーゼル自動車及び1945年(昭和20年)までに製造された自動車(ヴィンテージカー)は、納期限までに申請することにより重課分を減免します。

とありますが、該当するのは 70年前の車ってことですね。
おそらくは極端に台数が少ないでしょう。

同時期から軽自動車の税金も値上がりしますねぇ。
平成 27年度燃費基準を達成した車両は、年額 2,500円で2年分なら 5,000円。基準を達成していなければ 6,600円となり、さらに初年度登録から 13年を経過した場合、現状では 7,800円なのが、4月1日以降は 8,200円に増税となり、18年を経過すれば 8,800円にもなってしまう。

なんだかとほほな話です。

こちらのリンクに国土交通省の資料(PDF)があります。


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