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この記事は 2014年10月16日 に以下のカテゴリに投稿されました お料理, キャンプ.

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初めてのダッチオーブン 基礎知識 – 種類編

  • ダッチオーブンの種類

材質の違い
前の記事でも少し述べていますが、元々ダッチオーブンが作られていた際に使われていた材質は鋳鉄です。鋳鉄とは溶かした鉄を砂型などに流し込み、希望の形にした物ですね。
日本製だとダッチオーブンではありませんが、南部鉄の鉄瓶などが有名です。イメージとしてはほぼそれに近く、同じ材料でお鍋の形にしてフタも付けた物と、言えるかと思います。

南部鉄器 岩手県奧州市

南部鉄器 岩手県奧州市

一般的に入手出来るダッチオーブンは、その他に鉄板で作られた物、ステンレス板を元に作られた物、それから最近はセラミックで作られた物も販売されています。アルミを溶かして鋳鉄の場合と同じようにしたものも有りますが、最近は見なくなってしまいましたね。これはおそらくアルミの融点が他と比べると低いので、使用時に溶解してしまう事があると困るからかもしれません。

このように様々な材質で作られている製品がありますが、その素材の特性によって使い勝手も異なってきます。
例えば、鉄(鋳鉄でも鉄板でも)はほどほどに熱伝導もするので、温度のコントロールは比較的しやすく、ステンレスはその特性が、暖まりにくく冷めにくいので、一度暖まってしまえば長くその状態を保つ事が出来ます。逆に暖めるのには少し多めの火力が必要といった具合です。ステンレスは、魔法瓶(死語か?)にも使われたりと、保温性が高い事がわかると思いますが、逆に温度を下げたいときには思うように下げる事が出来ないなんてことがありますが、何度か使ってなれてしまえば大丈夫です。

熱の伝わり方
鋳鉄                ほどよく暖まり冷める
鉄板                ほどよく暖まり冷める
ステンレス       暖まりにくく冷めにくい
セラミック       暖まりやすく冷めやすい

材質が鉄であれば、放っておけば必ずさびます。ましてや料理をした後は、塩をはじめとしたさびの発生を促進する物が多くお鍋の中に残されています。
このような状態で放置すれば、必ずさびてしまいますね。従って料理が完成した後は、速やかにお手入れを行うのが望ましいという事になります。
さびが発生した場合、材質が鋳鉄の物だと、その程度にもよりますが、それは致命的です。
シーズニング(方法については後術しますがお手入れの事)を再度行っても、鋳鉄の奧までさびが進んでいるとそこまではどうにも復旧できないからです。

あちゃーさびちゃったダッチオーブン

あちゃー。さびちゃったダッチオーブン(修復を委託されお預かりした品)

そのダッチオーブンは、焼き物には使えますが、煮物などを行うのは避けた方が良いでしょう。
鉄板を材料として使っている物は、さびが発生しても、目に見える範囲に収まっている事がほとんどなので、もう一度シーズニングを行いさびを落とし、手入れをすれば、元の通り使用する事が出来る場合がほとんどです。
材質がステンレスの場合は、さびが発生しにくい材質なので、ほぼ家庭で使うお鍋と同じようなお手入れ方法で、使う事が出来ます。

さびの進行具合
鋳鉄                さびやすい
鉄板                さびる
ステンレス       さびにくい
セラミック       さびない

上記のようになりますが、さびやすい=お手入れが必要(大変)と言う事です。

セラミック製のものも列挙しましたが、家庭用のものを指しています。最近はやりのカラフルな製品です。アウトドアでも使えない事はないと思いますが、ここでは説明は加えません。
鋳物にホーロー加工を施した製品も存在しますが、ホーローはガラスの一種なのでヒビや割れ欠けが発生する場合があるようです。

また、鋳鉄で作られたダッチオーブンは、ヒートショックに弱いです。
ヒートショックとは、高温で熱せられた状態から、真水を投入するなど急激に温度差を与えた時の状態を指し、場合によってはこれによってお鍋自体が割れてしまうといった事も起こります。

ただ、よく手入れのされた鋳鉄のダッチオーブンはそのなんとも言えない風格のようなものが出てきて、美しいものです。これに憧れ、一生懸命(料理よりも?)手入れをされている方もいます。

  • サイズについて

サイズはやっぱりアメリカから来た物ですから、インチ表示になります。
表す部分はお鍋の直径です。
大体ですが、6 / 8 /10 / 12 インチぐらいが一般的で、それよりも大きな物や、タイプの違う物としてはスキレット(フライパン)があります。
1インチはおよそ2.5 cm ですから、それぞれ直径は 15cm / 20cm / 25cm / 30cm 程となります。

20 インチ

20 インチ

上記は20インチの特注巨大ダッチオーブンです。こんなのもあります。

スキレットについては別の機会に説明を加えますので、ここでは通常のダッチオーブンの話を進めます。

素材の種類とその特性、ダッチオーブンのサイズについてざっくり説明しました。

次回はその中からどれを選ぶかについて説明しましょう。

お楽しみに。

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