ランタンですねぇ。
これ、選ぶのは、最初は少し難しいかもしれない。
というのは、まずはいくつか種類があるから。
燃料系で分類すると、
ランプは別にして、上記の中でガソリンと灯油を使うものと、ガスを使うランタンについては、マントルという燃料を燃やして光らせるための消耗品が必要です。
マントルはこんな布状で、種類がたくさんありますが、メーカーが指定したその製品にあった物を必ず使います。必ず予備も用意してくださいね。
マントルは開いてランタンに取り付け、上手にきれいに開くように最初に燃やし尽くさなければならないのと、割れなければ再利用も可能だけれど、振動やショックを与えると、割れてしまいますので、必ず予備を用意しておきます。
もしも予備が無くて1度失敗すると、その晩は真っ暗で過ごすことになりますから。
となると、扱いが簡単なのは、電池で動作するもので、昔からあるマメ電球を使ったものは最近少なくなり、蛍光灯か、LED が主流となってはいますが、LED は少し冷たい感じのする発色なのですね。少しづつ改善はされています。
電池で動作するものは、電池の残量だけ気を付けておけば、メンテナンスフリーといえると思うけれども、ガソリン、灯油、ガスを使うものは、レギュレータという部品や、ポンプ、O リングなどを定期的にメンテナンスする必要が生じます。
では明るさはというと、最近は電池式の LED を使ったものでも非常に明るいものもありますが、明るければ電池の減りは早くなるのは、当然のことですね。
ガソリン、灯油、ガスを使ったランタンは、非常に明るくおそらくはこれ1つあれば(規模にもよるけれど)困ることはないでしょう。
大概はダイヤルを回すことによって、明るさも調整できます。
これらの中で、点灯するのにあらかじめ作業が必要なのが、ガソリンや灯油を使ったランタンで、燃料を空気を入れて圧縮し、その力で燃料を噴出するので、ポンピングという作業が必要です。これは同じようにこれらの燃料を使ったバーナー類でも同じ作業が必要で、女性が良く口にし耳にするのはポンピング作業がうまくできない・・したがって誰でも使えるわけではないと言わざる負えないのかなぁと思っています。
ただし、ガソリンや灯油を使ったランタンのあの燃焼音が好きで、好んでつかったり、歴史の長い道具なので、ビンテージものを集めている方などもいて、根強い人気があるランタンではあります。
灯油はいつものあの値段(今冬は安かったんじゃないかな)ですが、ガソリンランタンに使うガソリンは、一時的に車に入れるガソリンを入れて使うことができる製品もありますが、あくまで非常時に使えるということだけなので、専用のホワイトガソリンを使うことになり、案外これが高価で、ランニングコストは高い部類に入ると思います。
(昔は安かったんですよ)
そうすると、手軽に使えるのは、ガスか電池を燃料に使うランタンということになりますが、キャンプってランタンだけで行うものではなくて、他にバーナーなどの道具も必要ですから、それらと同じ燃料を使うものを用意すると、併用出来てよいでしょう。
トラブルが少ないものをということであれば、電池を使った LED のランタンがお勧めですし、燃焼しないのでテントの中で使えたり、子供が扱っても危険はありません。
案外やけどというのも多いものですから、そりゃあ日ごろ目にしないような道具を目の当たりにして、子供は興味津々でいくら注意していても触ってみたい!ってのが本心で、こういう事故に至ることもあります。
もしもこれらが心配であれば、その時期は、安全な機器を選んだ方が良いかもしれません。
では、ランタンはいくつ必要なのかということについて書きますが、これもその人にって違うと思うので、あくまで参考程度に。
家族でキャンプするのでも、これぐらいで良いと思います。
後は必要に応じて用意すればよい。
別に水に濡らす訳ではないので、テーブルに置くランタンは、特にキャンプ用品である必要もないと思います。
ホームセンターやイケアなどの電気売り場に並んでいるもので十分です。
なぜ蛍光灯や LED のランタンがよいかというと、その他は燃やすことにより明るさを得るので、倒れたりしてもしものことが無いようにとの配慮です。
熱も出るから、触ればやけどとなりますし。
テントの中では、食事の時に使ったランタンを使えばよいし、懐中電灯を別に用意したほうが便利かも。
優しい光で発色する、こんな製品もよいですね。
この製品は、昼間太陽光で内蔵された電池に充電を行って発光する製品で、空気を入れて膨らますので、コンパクトに収納できます。
他にもいくつかのユニットを組み合わせて使うランタンも売られていて、バラバラにすれば、ハンディライトのように使うことができる製品もあります。
サイトの周りを照らすランタンも、最近の照度の高い LED ランタンでも大丈夫だと思いますが、従来からあるガソリンや灯油、ガスを燃料にしたものを使いその燃焼音や明るさを安全に楽しむとよいかもしれません。
大人のキャンプでは、それほどカァ~と明るい必要はないと思うので、サイトの周りを照らす必要もないのかとも思いますが、はり綱等があるので、つまずきやすいしお子様などのために、照らしてあげるというような感じで良いと思います。
ガスでもガソリンでも灯油でも、燃焼させて照度を得るタイプの製品は、何とも言えない雰囲気が出るので、一度は使ってみるとは良いとは思いますけれど。
どちらにしてもご自身の状況(使用しているほかの機器の燃料とか)とその機器の特徴に合わせて使い分けたほうが良いですね。
大人のキャンプなら、道具にこだわりをもって、選ぶのもありだとは思います。
色々と、種類があるので、周りの人が使っているのも参考になると思うし、気になる道具を使っている人を見かけたら、勇気を出して声をかければ、いろいろと教えてくれると思いますよ。