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この記事は 2021年12月28日 に以下のカテゴリに投稿されました 登山.

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日本山岳遺産基金×ヴィブラムジャパン登山道整備プロジェクト助成金活用レポート

何回かお伝えしている、日本山岳遺産基金の助成金活用レポートのご紹介です。

より安全の登山等が楽しめるように、基金が活用されています。

このような報告は、嬉しいですね。

日本山岳遺産基金×ヴィブラムジャパン登山道整備プロジェクト助成金活用レポート
株式会社インプレスホールディングス

インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手がける株式会社山と溪谷社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:二宮宏文)が設立した日本山岳遺産基金は、イタリアに本社をおき、登山・アウトドア等の市場を対象にした高性能ソールの製造と販売を行なうヴィブラムジャパン株式会社と今年度、協働による「日本山岳遺産基金×ヴィブラムジャパン登山道整備プロジェクト」を実施しました。
このプロジェクトは、持続可能な環境保全活動である「ザ・サスティナブル・ウェイ」への挑戦を優先事項とし、その活動の一環として登山道保全を大きな課題としているヴィブラムジャパンが、国内で登山道整備を行なっている団体に資材・物品購入費、輸送運搬費などを拠出。当基金を通じて助成を希望する団体を募集・選考し、協働して支援していくというものです。
2021年4月14日から7月15日まで助成先団体を募集し、その結果、「北アルプス飛騨側登山道等維持連絡協議会(岐阜県高山市)」と「西川山岳会(山形県西川町)」の2団体に助成を行ないました。その助成を受けた団体の活動を報告いたします。

北アルプス飛騨側登山道等維持連絡協議会
北アルプス飛騨側登山道等維持連絡協議会は、1982(昭和57)年に設立。2021年度の会員数は29人で、北アルプス岐阜県側の広範囲な登山道の維持管理を行なっています。
今回の助成金では、主に2020年4月からの群発地震や7月の豪雨災害により、200〜500mにわたり登山道が崩落してしまった白出沢ルートの修復を実施。同ルートは、岐阜県側から奥穂高岳へ向かう重要ルートのため、整備によって来年度からの開通が期待されています。

日本山岳遺産基金では10月に行なわれた同会の登山道整備研修会に参加。今年は、新穂高ロープウェイに沿った小鍋谷登山道を整備する予定でしたが、積雪のため新穂高温泉〜鍋平駐車場の登山道に変更して行なわれました。
12人の参加者は2班に分かれ、A班は登山道上に倒れた倒木の除去、B班は浮き石撤去と刈払いを分担。A班は直径が60㎝ほどの倒木をロープで固定しながらチェーンソーで慎重に切断。2時間ほどかけて無事に作業を終了しました。

今回の研修会に参加したヴィブラムジャパンの小池夏子さんは、次のように感想を述べています。「登山道の維持・補修に大変な労力がかかっていることがよくわかりました。まずは、知ることが本当に大切ですね。日本中で登山道の荒廃は大きな問題になっていますが、ヴィブラムジャパンでは、これからも助成させていただくだけではなく、どんなことができるのかを登山者のみなさんと一緒に考えていけたらと思っています」

登山道をさえぎる大木をチェーンソーで切断

登山道をさえぎる大木をチェーンソーで切断

(登山道をさえぎる大木をチェーンソーで切断)

西川山岳会
1961(昭和36)年に結成され、主に朝日連峰や月山周辺地域の登山道整備や山小屋管理、植生保護と復元などに取り組んでいます。今回の助成金では2021年9月18~21日に朝日連峰の出谷川から明光山までの登山道整備を実施。参加者11人が草刈機4台を使って刈払い、刈った草の後片づけ等の作業を実施しました。
「当初はオツボ峰までの道を整備する計画でしたが、長い間整備が行なわれていなかったため、急斜面で繁茂したササが多い1.5㎞に集中して作業をしました。今回の整備作業によって、登山道からエズラ峰や以東岳の大展望を満喫できるようになりました」(西川山岳会事務局長・佐藤辰彦さん)

草刈機を使って登山道の刈払いを実施

草刈機を使って登山道の刈払いを実施

(草刈機を使って登山道の刈払いを実施)

さらに詳しいレポートは、下記URLをご覧ください。
https://www.yamakei-online.com/yk/issue/kikin_vibram2021/
(登山情報サイトYamakei Online)

【日本山岳遺産基金】 https://sangakuisan.yamakei.co.jp/
日本の山々がもつ豊かな自然・文化を次世代に継承していくために、2010年に株式会社山と溪谷社と株式会社インプレスホールディングスが設立した基金。「次世代育成」「山岳環境保全」「安全登山啓発」の3つをテーマに活動を展開しています。

【ヴィブラム】 https://jp.vibram.com/
ヴィブラムジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表:眞田くみ子)。1937年、登山家であり起業家であったヴィターレ・ブラマーニによって創業。イタリアに本社をおき、アウトドアや安全靴、カジュアル、ファッション、リペアー、オーソペディック(義足)等に使用されるラバーをメインにしたソール等のプロダクトを提供しています。ハイクオリティかつハイパフォーマンスのプロダクトをアクティブな生活を送る人々に提供することをビジョンに、それらを何十年も変わることなく追求することをミッションとし、ソールを通じて多くの人々にこの世界の様々な場所を体験して頂けるよう、インスピレーションをもたらす革新的活動を続けています。
お問い合わせ先: infovjp@vibram.com

【山と溪谷社】 https://www.yamakei.co.jp/
1930年創業。月刊誌『山と溪谷』を中心に、国内外で山岳・自然科学・アウトドア等の分野で出版活動を展開。
さらに、自然、環境、ライフスタイル、健康の分野で多くの出版物を展開しています。

【インプレスグループ】 https://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:松本大輔、証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「航空・鉄道」「モバイルサービス」「学術・理工学」を主要テーマに専門性の高いメディア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。

以上

こんな急斜面で、チェーンソーを使って作業してくださる方がいる。

皆が楽しく山に登るための努力ですね。

怪我をしないように、気をつけて作業してくださいね。

応援していますよ。


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