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この記事は 2023年01月07日 に以下のカテゴリに投稿されました 登山.

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第2回 日本山岳遺産基金×ヴィブラムジャパン登山道整備プロジェクト 助成金活用レポート

報告するのは、普通だと思いがちですが、実はあまりされていなくて、そんなことが重なると、何やってんの?とか、距離を起きがちになりますよね。

こんな形で活動の内容を知らせるのは、重要なことだと思うので、紹介させていただきます。

第2回 日本山岳遺産基金×ヴィブラムジャパン登山道整備プロジェクト 助成金活用レポート
株式会社インプレスホールディングス

インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手がける株式会社山と溪谷社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:二宮宏文)が設立した日本山岳遺産基金は、イタリアに本社をおき、登山・アウトドア等の市場を対象にした高性能ソールの製造と販売を行うヴィブラムジャパン株式会社と、協働による「第2回 日本山岳遺産基金×ヴィブラムジャパン登山道整備プロジェクト」を実施しました。

第2回 日本山岳遺産基金×ヴィブラムジャパン登山道整備プロジェクト 助成金活用レポート

第2回 日本山岳遺産基金×ヴィブラムジャパン登山道整備プロジェクト 助成金活用レポート

本プロジェクトは、「ヴィブラムソール」として知られる高性能なラバーソールを提供し続けるヴィブラムジャパンが、日本での山岳環境保全活動の一環として、国内で登山道整備を行っている団体に助成金を拠出、当基金を通じて助成を希望する団体を募集・選考し、協働して支援していくというものです。
2022年2月10日から4月30日まで助成先団体を募集し、その結果、「小谷村山案内人組合(長野県小谷村)」、「RUN&BEER Forestry(東京都新宿区)」、「一般財団法人 白山観光協会(石川県白山市)」の3団体に助成を行いました。その助成を受けた団体の活動を報告いたします。

小谷村山案内人組合
小谷村山案内人組合は構成人数約40名。約100年の歴史を持ち、北アルプス界隈のガイド業を行うことと並行して、登山道の整備も長年にわたり継続的に行ってきました。現在は夏と秋にそれぞれ2~3日間、白馬岳周辺と雨飾山で整備活動をしています。
白馬岳周辺は多くの登山者が訪れることから、登山道周辺が荒れやすい状況のため、今回の助成金を利用して、白馬大池ルートの整備を実施しました。傾斜が急で荒れやすい乗鞍岳までの区間を、「近自然工法」を利用して、水の流れを意識した道の修繕を行いました。また、本ルートは最初の尾根筋に出るまでが斜面に作られているため、雪による浸食を受けやすく崩れやすいので、尾根筋を通る新道を検討しており、その下見も実施しました。

水の流れを考慮して丸太を斜めに配置する

水の流れを考慮して丸太を斜めに配置する

(水の流れを考慮して丸太を斜めに配置する)

RUN&BEER Forestry
タレントで東京都青梅市の御岳健康大使でもある福島和可菜さんが主宰しているランニングサロン、「RUN&BEER」のメンバーを中心に活動しています。御嶽駅から正面右側に見える山の山頂までを「ラニヘッドトレイル」と名付け、2020年8月からそのエリアの登山道整備を行ってきました。このトレイルは、旧登山道にもかかわらず草木が生い茂っている状態でしたが、同団体の地道な整備活動により通行可能となりました。
今回の助成では、刈払機、チェーンソーなどの機材を購入し、刈払いや足場の補修、倒木除去、看板設置等の整備を実施しました。

山の材料を用いる「近自然工法」で階段を施工

山の材料を用いる「近自然工法」で階段を施工

(山の材料を用いる「近自然工法」で階段を施工)

一般財団法人 白山観光協会
1948年に設立。日本百名山の一つに数えられ、信仰の山としても知られる霊峰・白山の観光資源を保護・開発するとともに、施設の整備などに取り組んでいます。
白山山頂に向かう三禅定道の一つ「旧越前禅定道」の一部である杉峠など県境付近の登山道整備は、かつては地域のボランティア団体によって整備されていましたが、過疎高齢化により継続的な整備が困難な状態でした。今回の助成によって2022年10月に白山観光協会のメンバー6名で倒木や支障木の処理、笹などが繁茂した箇所の草刈りを実施しました。

旧越前禅定道の登山道整備で倒木除去を実施

旧越前禅定道の登山道整備で倒木除去を実施

(旧越前禅定道の登山道整備で倒木除去を実施)

■詳細のレポートは、下記URLをご覧ください。
https://www.yamakei-online.com/yk/issue/kikin_vibram2022/

【日本山岳遺産基金】 https://sangakuisan.yamakei.co.jp/
日本の山々がもつ豊かな自然・文化を次世代に継承していくために、2010年に株式会社山と溪谷社と株式会社インプレスホールディングスが設立した基金。「次世代育成」「山岳環境保全」「安全登山啓発」の3つをテーマに活動を展開しています。

【ヴィブラム】 https://jp.vibram.com/
ヴィブラムジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表:眞田くみ子)。1937年、登山家であり起業家であったヴィターレ・ブラマーニによって創業。イタリアに本社をおき、アウトドアや安全靴、カジュアル、ファッション、リペアー、オーソペディック等に使用されるラバーをメインにしたソール等のプロダクトを提供しています。ハイクオリティかつハイパフォーマンスのプロダクトをアクティブな生活を送る人々に提供することをビジョンに、それらを何十年も変わることなく追求することをミッションとし、ソールを通じて多くの人々にこの世界の様々な場所を体験して頂けるよう、インスピレーションをもたらす革新的活動を続けています。
お問い合わせ先: infovjp@vibram.com

【山と溪谷社】 https://www.yamakei.co.jp/
1930年創業。月刊誌『山と溪谷』を中心に、国内外で山岳・自然科学・アウトドア等の分野で出版活動を展開。
さらに、自然、環境、ライフスタイル、健康の分野で多くの出版物を展開しています。

【インプレスグループ】 https://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:松本大輔、証券コード:東証スタンダード市場9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「航空・鉄道」「モバイルサービス」「学術・理工学」を主要テーマに専門性の高いメディア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。

以上

水の流れを考えて整備したり、現地にある材料を上手に活用したりと、思慮深く、工夫が必要な作業ですよね。

しかも山の中で、普通はそこを通り過ぎるだけだろうけれど、こうった活動を進める方たちがいるから楽しめると言うことを、忘れてはいけません。

ありがとうございます。


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