40年前の電気機関車をもう一度国鉄ぶどう色へ。ぶどうのまち山梨県韮崎市で再塗装のためのクラウドファンディング実施中

EF15 やっぱりあの茶色というか、ブドウ色だよねぇ。

静態展示されていて、かなり痛みも進んでいるように見える韮崎市の EF15 なのですが、再塗装しようとクラウドファンディングで支援を募集するそうです。

すでに貴重な車両ですものね。

40年前の電気機関車をもう一度国鉄ぶどう色へ。ぶどうのまち山梨県韮崎市で再塗装のためのクラウドファンディング実施中
～ 在りし日の５編成電気機関車の姿をもう一度韮崎の地に。設置当時をイメージした限定返礼品を準備 ～
韮崎市

韮崎市は経年劣化で表面塗装剥離が進む「電気機関車EF15」の再塗装のためのクラウドファンディングを開始しました。ふるさと納税制度を活用しており、記念プレートや記念ラベルウイスキーなどの再塗装を記念した特別な返礼品をお選びいただけます。「電気機関車EF15」は全国で見ても珍しい当時の姿で保存されており、長年地元に愛されてきました。本プロジェクトでは再塗装した電気機関車をもとに、観光振興や郷土愛が生まれることを目指します。

■プロジェクト背景

韮崎駅から徒歩30分の韮崎中央公園に『電気機関車EF15』が保存されています。これは、1986年に旧国鉄より貸与されたもので、『EF15形式198号車』のほか、貨車「トラ」や車掌車「ヨ」を含む5両連結という、日本全国を見ても珍しい状態で今もなお当時のまま保存されています。

観覧用のステップが常設されていることから、容易に車両に乗ることができ、地域の子どもたちに愛されているとともに、韮崎市の人気フォトスポットのひとつになっています。しかしながら、長い年月の経過とともに、車体の塗装の剥離が進んできています。

また、ここ韮崎は、日照時間の長さや昼夜の寒暖差で果樹栽培に適していることから、古くからぶどうの栽培が盛んで、ワイン造りにも力を入れていれている地域です。この「ぶどうとワインのまち」と、EF15の本来の車体色（国鉄ぶどう色）の「ぶどう色２号」には、当時の経済成長と地域の果樹経済の発展に「ぶどう」を通じたつながりが感じられます。

今回、再塗装と整備を進め、もう一度韮崎で『在りし日の姿の電気機関車』を取り戻すためにクラウドファンディングを実施しています。

40年前の電気機関車をもう一度国鉄ぶどう色へ。ぶどうのまち山梨県韮崎市で再塗装のためのクラウドファンディング実施中

昭和61年韮崎中央公園設置時のEF15

昭和61年韮崎中央公園設置時のEF15

昭和61年韮崎中央公園設置時のEF15

現在の韮崎中央公園のEF15

現在の韮崎中央公園のEF15

現在の韮崎中央公園のEF15

現在の韮崎中央公園のEF15

現在の韮崎中央公園のEF15

表面の塗装が剥がれ、一部の部品が消失。穴が開いている箇所や錆が出ている状態。色彩も当時の面影はなく別の色に。

■プロジェクト概要

プロジェクト名：EF15を現役時代の姿に！【令和の時代にもう一度　国鉄ぶどう色 をにらさきの地に】

目 標 寄 付 額：16,000,000円（第一弾）　12,000,000円（第二弾）

寄 付 受付期間：2023年11月1日(水)～2024年1月31日(水)

掲 載 サ イ ト：4サイトにて受付中

・ふるさとチョイス　https://www.furusato-tax.jp/gcf/2637

・さとふる　https://www.satofull.jp/projects/business_detail.php?crowdfunding_id=32

・ふるなび　https://fcf.furunavi.jp/Project/Detail?projectid=452

・ふるさとプレミアム　https://26p.jp/crowdfunding/projects/31

■寄付金の使い道

EF15外装（色彩変更）、側面表示等外観復元、屋根等躯体修理、施設維持、案内看板の修繕、

車両ドア修理等関連経費

貨物車両 トラ70000形（3両）床面補修

目標を上回った場合は、さらなる修繕費用に活用させていただきます。

■返礼品の紹介

・再塗装記念ラベルウイスキー700ml×3本

・オリジナルラベルのスペシャルティーコーヒー

・鉄製 記念プレート

再塗装記念ラベルウイスキー700ml×3本

オリジナルラベルのスペシャルティーコーヒー

鉄製 記念プレート

・通常のふるさと納税の返礼品もお選びいただけます。

通常のふるさと納税の返礼品もお選びいただけます

通常のふるさと納税の返礼品もお選びいただけます

通常のふるさと納税の返礼品もお選びいただけます

■プロジェクト進捗

クラウドファンディング開始から29日経過

寄付金額13,628,900円

達成率85.2％

（令和5年11月30日現在（第一弾））

先頭車両EF15の再塗装プロジェクトを目前に、11月11日には秋空の下、連結する貨車の一部を修繕する作業が有志の方々によって行われました。修繕作業に携わった方々からも、今回のプロジェクトの成功を願うコメントをいただいております。

「貨車なら塗料と工具さえあれば良いのですが、EF15 198号機だけは背が高く危険を伴うので、手を付けられませんでした。補修された際は、韮崎中央公園まで、綺麗になった国鉄貨物列車を見に来てください！」

プロジェクト進捗

プロジェクト進捗

プロジェクト進捗

また、韮崎市はヴァンフォーレ甲府のホームタウンです。韮崎中央公園には、ヴァンフォーレ甲府が練習場として使う「クラブハウス」や「芝生広場」があります。練習で韮崎中央公園に訪れた三平選手より、EF15の再塗装についてメッセージをいただきました。

ヴァンフォーレ甲府

https://youtu.be/J-KNFH30CYc

■プロジェクトのその先に

韮崎中央公園は、今後再整備が行われ、韮崎市の主たるスポーツ会場となる計画があるため、現在よりも人の往来が増えることが期待できます。韮崎市を訪れた方々にスポーツだけでなく、再塗装した電気機関車を見て鉄道にも関心を持ってもらうことで、観光振興につなげていきたいと考えています。

公園を中心に人と人がつながり、～笑顔が広がり・韮崎への関心と郷土愛が育まれ・公園を回遊する形でまちには活気が生まれる～そんな幸せの輪が広がるまちを目指していきます。

本プロジェクトへのご支援を通じ、韮崎市の“その先”をぜひ応援よろしくお願いします。

プロジェクトのその先に

プロジェクトのその先に

■山梨県韮崎市の紹介

韮崎市は古くから人と文化が行き交う交通の要衝、甲州街道の宿場町として栄えてきました。

周囲には雄大な南アルプス、八ヶ岳、茅ケ岳、そして「世界遺産の富士山」といった日本の名峰がそびえたち、韮崎市が他に誇る大自然のパノラマが360度に展開します。

武田氏が氏神として崇拝した武田八幡宮や、武田勝頼が自ら火を放った悲運の城・新府城など、武田家ゆかりの史跡が市内のいたるところに点在する“甲斐武田家”発祥の地でもあります。

私たちの生命の源である自然と、先人たちが築き、保存・継承されてきた伝承と歴史、人々の営みが紡ぐ生活と文化とが調和する町が「にらさき」です。

以上

しかし、かなり状態は悪いように見える。

なんでここまで放おっておいた？って色々あるとは思うのだけれど、できれば再塗装が実現したら、屋根でもつけてあげたいですよね。